作成例

 MSの作成事例として、「劇場版ガンダム00」のダブルオークアンタを掲載しました。
 あくまで作成例ですので、「クアンタはこんなんじゃない!!」というご意見もあるかもしれませんがご容赦くださいませ。



<タイプの選択>
   ダブルオークアンタは西暦型の太陽炉搭載型なので、コスト300を消費しています。
   これでエネルギーの自己チャージはもちろん、メインパワーの基本値が5000となります。

<威圧力>
   ダブルオークアンタは西暦においてソレスタルビーイングのプロパガンダ的存在ですので、
   それなりの迫力があると想定し、±4と設定しました。これでコストは20です。


<能力値>
   ダブルオークアンタは近接特化型なので、体力を35、敏捷力14、耐久力13、HP200としました。
   脱出機構には特別なものを持たないので基本のままです。
   メインパワーはツインドライブの特性を考えて6000とし、プライマリに3000とかなり高出力に設定しています。
   ただしセカンダリを持たず、かつワンオフ機体なので改造することが出来ないように設定しました。

   よって、能力値によるコストは545です。


<防護点>
   ダブルオークアンタはその俊敏さで攻撃が当たらないことを前提にしていますが、万が一を備えて物理・光学・エネルギーに対して
   15点獲得しました。これによるコストは60点です。


<装備>
   ダブルオークアンタには特殊な装備が存在します。今回は自分なりの解釈を交えてデータ化しました。
    ・ツインドライブシステム:飛行/高速飛行Lv3の能力を持つ装備としました。これを使用するのにエネルギー消費なしとし、コストは90です。
    ・光学迷彩:劇中ではありませんでしたが、エクシアに搭載されていたことを考えて装備に付与しました。
          これは視覚・視認に対しての透明化で、本体のエネルギーを5消費することにしました。コストは21です。
    ・GN粒子散布:センサー・レーダーに対する透明化です。本体エネルギーを5消費します。コストは18です。
    ・量子テレポート:クアンタのテレポートは長距離移動可能ですので、特別に「ガープス・サイオニクス」の「自己転移」を流用しました。
             PL125とし、移動距離は最大で21万Km(MS用に距離を10倍にしています)です。
             本体のエネルギーを1000消費することとし、コストを270としました。
    ・トランザムシステム:移動力+3、受動防御+2の効果があります。本体のエネルギーを500消費とし、コストは62です。
    ・クアンタムバースト:これも特殊な装備として「ガープス・サイオニクス」の「テレパシー」を流用しました。
               PL100で有効距離が直線で160000Km、自分を中心にしても半径1600km以内であれば意思の疎通が可能です。
               また、装甲をパージするので防護点が10点下がる設定としました。本体のエネルギーを1000消費することで、
               コストは248です。
    ・GNフィールド:これは防護点が増加するという設定にしました。物理・光学・エネルギーに対し防護点+50でプライマリから200消費とし、
             コストは148です。
    ・GNシールド:物理・光学・エネルギーに対して受動防御4です。エネルギー消費はないため、コストは100です。
    ・GNソードX:接近武器で基本致傷力+2Dとしています。エネルギー消費なしで、コストは40です。
    ・バスターソードモード:接近武器で基本致傷力+5Dとしています。プライマリからエネルギー100を消費します。コストは77です。
    ・バスターライフルモード:射撃武器で、10Dの光学ダメージです。プライマリからエネルギー100を消費します。コストは44です。
    ・GNソードビット:独立支援機を6基設定しています。ビームを放つのではなくビット自体が刃となっている設定ですが、
              射撃武器のルールを適用し1基につき8Dの物理ダメージを与えます。エネルギーは1基につきプライマリから50消費で、
              コストは「独立支援機×6=300」にエネルギー消費分の限定をして237、それに「射撃8D分=48」でセットです。
              つまりこれで、8Dの物理攻撃を1ラウンドで6回行える、という設定にしています。
    ・ライザーソード:トランザム時のみ使用可能なので、コストに−30%を加える前提で、長射程武器のルールを使って40D分の光学攻撃が
             可能なように設定しました。プライマリから1000消費することとして、コストは113です。
    ・GNビームガン:5Dの光学射撃武器です。プライマリから5消費します。コストは24です。

   こうして装備だけでもコスト総額が1540と、強力なMS1機分も掛かってしまいました。
   しかしクアンタにはバイオメトリクスで刹那以外の起動・操縦を受け付けない設定になっているため、
   装備のコスト総額をー50%でき、770まで減少させることができます。
   ただし、他のパイロットが乗ってもクアンタは動いてくれないでしょう・・・。


 <長射程武器>
   各装備とも抜撃ちは12、正確さ+2です。(ライザーソードは特殊なので除く)
    ・バスターライフル:最大射程は致傷力Dの10倍なので100ヘクス、半致傷は50ヘクスです。
    ・GNソードビット:最大射程は80ヘクス、半致傷は40ヘクスです。
    ・ライザーソード:最大射程は400ヘクスです。これはものすごく長いビームソードなので、半致傷はなしと考えます。
    ・GNビームガン:最大射程50ヘクス、半致傷は25ヘクスです。


<パイロットによる各修正>
   パイロットはもちろん、刹那・F・セイエイです。MS操縦技能をLV18持っているとします。彼はイノベイターですので、ボーナスとして
   +9、トランザム+12があります。さらに反射神経を持っています。しかし彼はMSによる射撃が得意ではない設定を持っているとします。
   これを前提とすると、それぞれ次の通りクアンタの数値が変わります。


  移動力
   クアンタの移動力は基本6.75ですが、刹那が搭乗することで+2.25(=18÷8)のボーナスが加わり、9となります。
   トランザムシステムを持っているので、システム発動中は12まで上昇します。
   飛行時には移動力18、高速飛行で144(毎秒1440m)で移動できます。
   さらにトランザム状態での飛行は移動力24、高速飛行で192(毎秒1920m)で飛行します。


  各技能値
   クアンタの各装備の基本技能は一律で14です。
   刹那が乗ると、ボーナス+9があるので、技能値が23まで跳ね上がります。トランザム中は+12なので26まで上昇します。
   しかし彼は「射撃下手」。どんなにボーナスがあってもライフルの使用はLv10です・・・


  能動防御
   能動防御のすべてに刹那の「反射神経」が適用されるため、「よけ」は移動力+1、「受け」「止め」は技能の2分の1+1です。
   さらにトランザム時は移動力と技能値が上昇するため、それぞれさらに「よけ」+3、「受け」「止め」は+2上昇します。


<コスト総計>
   タイプ:300、威圧力:20、能力値:545、防護点:60、装備:770
   以上を合計すると1695・・・まさに伝説の機体です。基本整備費も1回8475と割高で、パワー回復のみでも金額9000です。
   まあ、クアンタは太陽炉があるので、GN粒子残量が尽きても900分(15時間)で自己回復が可能ですが・・・



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